日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

笠松町長

上勝町長の笠松町長にお会いするのは今回で2度目。今回もたっぷりとお話を聞けた。

毎度のことだが、その広い視野と実行力に感嘆する。Think Globally, Act Locally という言葉はこの人のためにあるのではないかと思う。

町長の話は、必ず、国際情勢→日本全国の動向・課題→町の状況・課題と、グローバルな視点からローカルな視点へとフォーカスされていく。そういった視野で町政を進めているからこそ、日本全国、さらには世界からも注目されるような取組が次々に生まれてくるのだろう。

20年前は「勉強しなかったら、この町に残るようになるぞ」と親が子に言っていたような地域だったそうなのだが、今回沢山の町民の方と話をしたが、皆自信にあふれた顔をしておられた。町のお店やNPOには、Iターンで都会からやってきた若い人が沢山いた。

町長曰く、「日本の国政には、問題に場当たり的に対処する『対策』はあるが、問題が出ないようにする『政策』がない」とのことだが、上勝町のクリエイティブな政策は、その成果が今着実に実りつつあることを感じた。