日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

民俗学×コンサルティング

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台風が近づいてこないことを祈りつつ、椎葉に粘っています。今夜は「民宿おまえ」さんで、椎葉の山の幸を堪能しました。

嬉しい知らせもありました。昨年、「椎葉の焼畑」を執筆した際に参考にさせて頂いた、民俗学の論文(確か15年程前の刊行)に登場する村の古老・尾前新太郎さんが94歳になる今もご健在とのこと!

スズヤボ・タコーラヤボ・粟ガンノ・麦ヤボ・大根ヤボなど、今は殆ど行われていない焼畑の種類を、新太郎さんへの聞書き記録から学んだのでした。民宿おまえのおばあ様である尾前ハツ子さん(92歳!)が新太郎さんの遠戚で、新太郎さんの話で盛り上がりました。

私がコンサルを志したのは、私が敬愛する民俗学者・宮本常一が、全国各地を訪ね歩いて地域の民俗を記録していただけでなく、地域に対して様々な新規事業や施設整備の提案もしていたと何かの本で読んで、宮本常一って今の時代に生きてたらコンサルだったんじゃね?と思ったのがきっかけなのですが、コンサルティングと民俗学の融合の糸口が見えてきた今日この頃です。

かたちにできるまであと何年かかるか分かりませんが、「懐かしい未来」を創造する、新しいコンサルティングの在り方を追求していきたいと思っています。