林野庁「山村・都市連携・協同型地域作り研修」にて、物語マーケティング。
最近、物語マーケティング関係でお声かけ頂く頻度が高まっています。
今週は、水曜日の中野区でのワークショップに続いて、金曜日は、林野庁の高尾研修所で開催された「山村・都市連携・協同型地域作り研修」で物語マーケティングの講義&ワークショップをしました。
ちなみに、来週は火曜日には国交省の研修で講義&ワークショップ。水曜日は中野区のコミュニティビジネスセミナーの第2回です。週2回ペースで入っています。
こうして、省庁や自治体に関わらずお声掛け頂き、行政の中の方もいよいよマーケティング的な視点が地域づくりに必要だと考えておられるのだなあと感じます。全国の農山漁村、都市の地域づくりにマーケティングの視点を注入していくことが、今私に求められていることと認識して、微力ながら、頑張って行きたいと思います。
さて、今回の林野庁研修「山村・都市連携・協同型地域作り研修」は、「里山資本主義」の藻谷浩介さんの講演から始まり、樹木環境ネットワーク協会理事長・渋澤寿一さんや矢作川水系森林ボランティア協議会・丹羽健司さんなど森林業界の大物がずらっと講師陣に並ぶ4日間の豪華な研修。
その研修の何故か、締めのコマを私が担当・・・。場違い感がハンパないですが、とにかく、気持ちよく研修を終えて帰って、それぞれの地元で前向きに取組んでもらえるように、がんばりました。
それにしても、「物語マーケティング」という同じ合意形成手法・計画策定手法をつかっても、参加している人や対象とするエリアが異なると、全く異なるアウトプット(物語)が出てくるものですね。自分がファシリテートしておきながら変な話ですが、驚きました。
今回は、4班で行ったのですが、出てきた物語は・・・
- 小学生を対象にした「マタギ」体験の山村留学事業、修学旅行プランを軸にした物語
- 都会の女性を対象にした「自然の美」をテーマにした健康・美容商品、自然体験ツアーを軸にした物語
- これまでコンクリート一筋でやってきた工務店の社長による、木材とコンクリートを融合させた新しい住宅づくりの物語
- 証券会社を勤め上げた男性が、失意の中、故郷(熊本県水俣)に帰って、若者の居場所づくり・ネットワーキングの中で自分の幸せもつかむ物語
いや~、面白かったです。どれもこれも深イイ話で、かつ、実際に事業化できるポテンシャルを持った物語だったと思います。
次は、2/4の国交省研修での物語マーケティング。今度はまた少し変わった物語が生まれるでしょう。今から楽しみです。