金原明善の教え
土曜日、金原治山治水財団の金原さんにお会いした。暴れ川だった天竜川の水害を治めるために上流に木を植え、天竜林業の礎を築いた金原明善公のご子孫。
ずっと東京や浜松の都市部で商売をやってこられて、今まさに山林の経営に本格的に乗り出そうとされている。
「明善が植林を始めたのは五十四歳の頃だったから、自分もまだ遅くない。」と楽しそうにおっしゃっていた。
色んな話を聞いたが、明善公の「事業経営の考え方」(以下参照)をまさに現代において体現しておられるように感じた。
明善の事業経営の基本方針は
1. 身を修め家を斉えて後、始めて報効の道は開かれる。
2. 事業には必ず資本を必要とする。この資本は質素倹約を基調として求むべきものである。そしてその事業が大きくなるに従ってしの資本は共同出資方式にならねばならぬ。
3. 事業の発展進歩はその事業に携わる人々にある。そしてこの人物の育成は教育に俟たねばならぬ。明善は、 「金は値打ちのない場所(町)で儲けて、値打ちのある所(田舎)で遣え」という金の活用法を実践した事業家でもある。
金原明善 - Wikipedia
金原さんの山村・森林活性化のプランがこれから一つ一つ世の中に出てくるのが楽しみ。
自分も勉強させてもらおうと思っている。
※上記写真は金原さんの山の写真ではないので、あしからず。