せっけんの街
最近、コミュニティ・ビジネス支援の仕事で、なんやかんやと調べものをしていたのだが、いろんな報告書や書籍でコミュニティ・ビジネスの先進事例として、「NPO法人せっけんの街」という団体が度々紹介されていた。
湖水の汚染を防ぐために主婦達が立ち上がり、合成洗剤追放の運動を始め、やがて廃食油の回収とせっけんづくりへと活動を広げる。そして、ついに、寄付金を集めてせっけん工場まで作ってしまったというサクセス・ストーリー。
へ〜すごいなと思いつつ、団体の所在地を見ると、「千葉県柏市小青田」となっている。なんと、私が住んでいる柏の団体だったのだ!そして、保全していた湖とは、たまにサイクリングで遊びに行く手賀沼だった。(確かに、手賀沼、以前より明らかに水質が良くなっている・・・)
市民が作った“せっけん工場” NPO法人せっけんの街より、かつての手賀沼(左)。と現在の手賀沼。
さらに、家に帰って、台所用粉石けんを見てみると、これまた「せっけんの街」印が付いていた!
さらに、妻にこの話しをしたところ、湖水の汚染を防ぐために立ち上がった主婦達をバックアップしたのが、妻が働く生活クラブ生協だったことが判明。
う〜ん。灯台もと暗し。自分も意識せずに、コミュニティ・ビジネスの恩恵に預かっていたのか。驚き、うれしくなった。
今度見学させてもらいに行こう。