日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

究極の自治@智頭町

鳥取県智頭町で、「住民が町の政策を立案し町長と予算折衝まで行う試みを進めている」そうだ。

智頭町は、鳥取に帰省する際に(日本海沿いではなく中国山地を横断して帰る場合)必ず通過する山深い山村。智頭林業として名を馳せた林業地でもある。

「智頭町活性化プロジェクト集団」(CCPT)、「ひまわりシステム」、「日本1/0村おこし運動」などユニークな地域づくりで有名だが、「究極の自治」に向け、さらに歩みを進めているようだ。

鳥取・智頭町:究極の自治 住民が政策考え予算案づくり、140人無報酬で
8月末、「百人委員会」の委員100人を町民から募集。無報酬だが約140人の応募があり、思いを尊重して全員を任命した。
委員は20〜80代でうち約40人が女性。年齢や職業での偏りはなく、商工・観光▽保険医療・福祉▽教育・文化、など6部会に分かれて政策立案し、役場の課長補佐クラスと相談しながら予算案を練ってきた。10月末には、空き家のグループホームとしての活用▽「智頭ブランド」のオリジナル商品開発、などの案を町長に報告した。
(中略)
04年に町合併騒動の混乱の責任を取って辞任し、返り咲いた寺谷町長は「『町長がオレについてこい』という時代ではない」と話す。小林実夫・百人委運営委員長(67)は「予算を町民が練りながら町政の仕組みを知っていくことが次につながる」と話している。

いつも通り過ぎるばかりだが、一度訪れたいという思いが深まった。