Cafe Okinawa rail
先日、ふらっと、沖縄県国頭村のやんばるの森へ視察に行ってきました。昨年9月に国立公園に指定され、来年には世界自然遺産登録が(たぶん)実現するであろう、ホットなエリアです。
やんばるというと、小学生の頃に見たジャポニカ学習帳の表紙を飾っていたヤンバルクイナの写真が強烈に記憶に残っているのですが、30年の時を経て、そのヤンバルクイナの実物を初めて見ることができました。
あまりにカジュアルに車の前をヒョコヒョコと横切ったもので、エッ?と声をあげているうちに、写真を撮る間もなく、森の中に消えていってしまいました。
で、今回の写真はヤンバルクイナの英名(Okinawa rail)を冠したCafe Okinawa railさん。森林調査か林業用の車しか通らないであろう山奥の林道沿いに突如現れる、安藤忠雄風の建物。
野生の鳥がぶつかってこないようにと、谷側の窓は極力小さく。そして、山側は、亜熱帯林を存分に眺めながらお茶を飲めるようにと大きな開口部。料理は殆ど村内の有機食材を使ったこだわり。
商業的にはあまりに難度の高い立地に、OPEN前は家族含め相談した人みんなに反対されたというこのCafe、平日の雨天時にも関わらずお客さん沢山。思いが込められた場の力に、感銘を受けました。またゆっくりと訪れたい村、お店、そして森です。