癒しの森コンシェルジュ育成講座
五日間に渡って開催された、長野県の癒しの森コンシェルジュ育成講座が無事終了した。15名の町民の方が今日で講座の座学パートを修了され、無事課題をクリアされた方は企業向けツアーや研修等の受け入れコーディネートのOJTに入る。
※講座のカリキュラム等に関しては、コチラ↓
信州信濃町「癒しの森コンシェルジュ」育成講座 受講者募集 - 日本再発見ノート Rediscover Japan.
私は後半三日間の参加。
自分の出番としては、15日の午後に三時間使って「リレーション・マーケティング」についてのワークショップ&講義をした他、今日17日は5日間を振り返るワークを担当。
リレーション・マーケティングのワークショップでは、これまでと趣向を変えて「恋愛」をテーマに考えてもらったのだけど、これが結構盛り上がった。マーケティングというものに対する抵抗をなくして、普段から楽しく「マーケティング思考」をするようになってもらえるとうれしい。マーケティングを専門家に任せてしまうのではなく、現場で活躍する人ひとりひとりが顧客ニーズを感じ、企画に反映させることで、革新性の高い事業になっていくものと思う。
振り返りでは、五日間を終えた今の気持ちを漢字一文字で表現してもらって、感想を述べてもらった。「共」「絆」「楽」など、まさに今回の講座で感じてもらいたいと思っていたことを表すような漢字が多くて嬉しかった。「迷」という漢字を挙げてくれた参加者もいらっしゃったが、これからみんなで迷いつつも、支え合いながらゴールを目指せればいいと思う。頑張りましょう。
自分が担当するパート以外では、受講生に混ざって講義を聞かせてもらった。信濃町と「企業のふるさとづくり協定」を締結している企業三社のご担当者の信濃町への熱い思い、法政大学・中嶋聞多先生の地域ブランドの講義、人とホスピタリティ研究所(元リッツカールトン日本支社長)の高野登さんのホスピタリティに関する対話ワーク、どれもこれも勉強になった。
今回の人材育成事業は、企画、資金獲得から始まり、カリキュラム作成、運営、講師までみっちり関わったことは、本当に貴重な経験となった。関わらせてくださった方々に感謝したい。
ただ、一方で、大きな責任も感じている。今信濃町で「コンシェルジュ」が必要とされていることは間違いないことだけど、彼らが安定した、そして刺激的かつ楽しい活躍の場を得るためには、予約システムや価格体系、マニュアルと継続学習体系などまだまだみんなで考えていかないといけないことがある。関わった以上、そこまで手伝いたい。
これからも自分のできる精いっぱいの貢献をしたいと思っている。
(三日間は毎昼食、信濃町名物霧下そばを頂きました。おいしかった!)