日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

千産千消

千葉に住むようになってから、スーパーやら道の駅やらでよく目にするのが「千産千消」。

地産地消の「地」を、千葉の「千」に変えた造語で、千葉県内で生産された農林水畜産品を食べましょうねというスローガンだ。

きっと、たまたま千葉の「千」が「ち」だったから「地」のかわりに入れてみたくらいのことなのだろうけど、最近、この造語を通して、千葉の凄さを実感している。

千葉だからこそ「千産千消」と謳えてしまうのだ、と。

果たして、他の県が、簡単に「○産○消」と謳えるだろうか。農産、水産、林産、畜産すべてにおいて、県民が満足できるだけの質で、かつ県内の需要を満たせるだけの量を生産し得る県は、そんなに多くないだろう。
野菜はあるけど、海がなくて・・・とか、魚はうまいけど、肉と牛乳は他所から来てる・・・といった地域も少なくないだろう。

千葉なら、声を大にして「○産○消」が言えてしまう。

  • 東京都区部に近い場所として近郊農業が盛んで、農業産出額(2002年)は全国第二位
  • 品目別産出額(2001年度)では大根・葱・蕪・里薯、さらに梨の生産出荷量(2002年)が全国第一位
  • 南房総では暖かい気候を利用した花の栽培が盛んで、花の産出額(2001年度)は全国第二位
  • 日本の酪農発祥の地とされる。徳川吉宗により、1728年にインド産といわれる白牛(はくぎゅう)が輸入され、現在の南房総市(旧丸山町)で乳製品作りが始まったのが起源とされている。生乳生産量では全国第三位(2000年)。
  • 漁業総生産量(2002年)は全国第五位。銚子港は全国有数の漁港であり、館山、勝浦などでも盛んである。鰯や鯖の水揚げが多い。
  • 東京内湾では海苔の養殖も盛ん。

千葉県 - Wikipedia

実際、我家では、近くにあるデポーという生活生協で、ほぼ全ての食材を買っているけど、肉も野菜も魚も牛乳も米も、ほとんどが千葉県産だ。

京都に住んでいたときも、生協やエコを売りにしたスーパーをよく使っていたが、よその県から入ってくるものの割合がもっと高かったような気がする。

「千産千消」から見えてくる、千葉県の生産性、地力の高さ。

ちょっと検索してみたら、千産千消学校給食コンクールというのも発見。

千葉県のものだけで、学校給食を作ってしまおうという試み。さりげなく、すごいなあ。

我家でも、この千産千消学校給食コンクールの献立を参考に、完全なる千産千消を目指してみるのも面白い!?