日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

信濃町

昨日は林野庁の「第2回山村再生に関する研究会」に参加。

というのも、一昨年度に仕事で足しげく通っていた長野県信濃町さんが「先進事例地域」ということで発表をすると聞いたからだ。

信濃町からは、浅原さん、鹿嶋さんが来られていた。だいぶご無沙汰してしまっていたので、会えてうれしかった。

発表テーマは、信濃町が住民主体で取り組む癒しの森事業。

森林や食、文化、おもてなし、景観等の地域資源を最大限に活用した保養・療養やヘルスツーリズムのサービスを提供することによって、産業創出や森林の保全さらには地域住民の健康づくりまで実現しようという壮大なプロジェクト。

なによりも注目すべきは、それをペンションのオーナーをはじめとする住民が、自主的な勉強会や研修を重ねながら、試行錯誤しつつ進めておられる点。

この取組はメタボリックシンドロームや、メンタルヘルスの問題が、新聞を毎日のように賑わしている昨今、全国的に注目を集めている。

しかも、今回の研究会では、全国の先進事例4つのうちの一つに選ばれているのだからすごい!

私は、一昨年度、この事業をどう企業や健保組合に売り込んでいくか、どうまちぐるみの取り組みに広げていくのかといったことを中心課題においたビジョンをワークショップ形式でつくるのをお手伝いしたが、すでに、4社の企業と協定を結ぶのに成功しているとのこと。

微力ながら力になれたことが本当にうれしい。
(ちなみに、そのとき作ったビジョンは、以下に公開されているようです。ご関心のある方はどうぞ。)
 ⇒ 前編 中編 後編

浅原さんに、「たまには信濃町に遊びに来なよ〜」と怒られてしまったので、この夏にはぜひとも再訪したい。

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他の発表事例は、
高知県仁淀川町の「エネルギー自給システム事業」の取り組み
山形県戸沢村の「『地元学』からはじまる暮らしづくり・里づくり」の取り組み
群馬県川場村と東京都世田谷区の「区民健康村相互協力協定」「友好の森事業」の取り組み

どれもよく名前は知っていたが、詳しい説明を聞いたのは初めてだったので、勉強になった。