「やれそうか、やるべきか、やりたいか」「もはや計画は不要になった」
最近、とても共感できる記事に二つ出会ったので、備忘録として。
富士フイルム、なぜ写真事業消滅の危機から構造転換成功?ヘルスケア1兆円への挑戦 | ビジネスジャーナル
- 「やれそうか、やるべきか、やりたいか」
- 最初の「やれそうか」は技術的裏付け。
- 次の「やるべきか」は業界トップになれるかの検証。
- 最後の「やりたいか」は「会社の思い」。
この3つの問いかけで技術の棚卸しをした結果、衰退した写真フィルム事業に替わる成長分野である化粧品事業を「発掘」したらしいです。
富士フイルムの話とは比べものになりませんが、当社も新しい事業領域を少しずつ育てています。会社の売上の1/3くらいにはなってきました。
「やれそうか、やるべきか、やりたいか」。常に問いかけながら前進していきたいものです。
「もはや計画は不要になった」 MITメディアラボ・伊藤穰一氏が語る、"インターネット後の世界"と"新しい原理" | ログミー[o_O]
これ、ここ数年、自分が抱いてきた感覚に近いです。
- 「新しいことを始めるコストはほぼゼロになった」
- 「イノベーションを起こすのに準備などいらない」
- 「もはや計画は不要になった」
ほんと、そう。
で、なんか、もう、計画とか戦略とか立てるコンサルタントに意義を見いだせなくなって、「伴走」に価値を置くコンサルタントにジョブチェンジしました。
正しい方向を指し示すコンパスさえあれば、どんな大海だって渡っていける。きっと。いや、たぶん、おそらく、う~ん、そうだといいな(弱気 笑)
以下、引用。
Safecastの場合、プランを書いたり、マッピングしたりするコストは高価になり、それほど正確でなく有効でもありません。このSafecastの場合は、我々はデータ収集が必要で、そしてそれを公開したかったのです。そして正確なプランを練るかわりに、こう言いました。
「ガイガーカウンターを手に入れましょう」「おっとそれは売り切れか」「ならば組み立ててしまおう」「ああ、センサーとしては不十分か」「OK、ならば携帯型ガイガーカウンターを作ろう」「部品店へはドライブして回れる」「ボランティアが手伝ってくれる」「十分な資金がない」「ならばKickstarterだ」
全体のプランなどありませんでした。しかし、強力なコンパスと明らかに共通の目標がありました。