日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

最近の薪炭ニュース(6/11〜6/19)

もうすっかり梅雨に入り、薪炭の暖房利用関係のニュースは減ってきましたが、替わって、発電利用、祭での利用などのニュースが増えてきています。

去年までは、冬以外の季節は薪炭関係のニュースを見かけなかったように記憶していますが、今年は震災の影響もあってか、薪炭の価値が、色んな方面から見直されているようです。

●市民有志が木炭発電へ実験 将来の実用化目指す @長野県上田市
http://www.shinmai.co.jp/news/20110619/KT110618SJI090007000.html

上田市民有志らでつくり、自然エネルギーの活用を目指している「上田地球を楽しむ会」が、里山の木から作った木炭で、各家庭の電力を賄える仕組みづくりを目指しているそうです。この日は小型モーターの作動に成功したとのこと。

●木炭燃やしCOで発電 飯島の会社社長が装置製作  @長野県飯島町
http://www.shinmai.co.jp/news/20110616/KT110615SJI090009000.html

同じく長野県上伊那郡飯島町では、木炭を燃やして発生する一酸化炭素を利用して発電する装置が完成したそうです。商品化の計画はないそうですが、節電対策が議論になっている時期だけに、「多くの人がこの装置を見て、電気やエネルギーへの関心を高めてもらえたらうれしい」とのこと。

●復興薪に祈り託す 「京都の五山送り火に」 大分の親子が呼びかけ @岩手県陸前高田市
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6698

「復興支援薪+αプロジェクト」に賛同した大分県の親子が、この復興薪を京都の伝統的な盆行事「五山送り火」の護摩木として使ってもらうべくはたらきかけを行っておられるそうです。

●木くずストーブ、再建の灯 被災業者、技術生かす @岩手県釜石市
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201106170207.html

薪・ペレット兼用ストーブ「クラフトマン」で有名な石村工業。津波で工場は屋根と骨組みだけになってしまったそうですが、無事操業を再開し、受注も、5月はシーズンオフながら前年の約4倍と、力強く前に進んでおられます。
●安心感向上へ 木質ペレット認証始動
http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_188078

木質ペレット燃料のメーカーや普及団体などでつくる全国組織「ペレットクラブ」(事務局・長野市)が、ペレットの自主規格をまとめ、6月から認証制度の運用を始めたそうです。