日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

グリーンニューディール

嶋田@仙台です。地元の方は最近暖かいと言いますが、かなり寒いです・・・

さて、明日未明には、オバマの大統領就任演説がありますね。

日本の新聞もテレビも、自国の政治の混迷ぶりは置いておいて、オバマがどのような名演説をするのか、どのような方針を表明するのかに期待が高まっているようです。

私自身も、どのような演説をするのか興味津々になってしまっているわけですが、先週お会いしたピーターゼンさんが漏らした言葉を思い出しては、少し後ろめたさも感じてしまうわけです。

「悔しい。本当に悔しい。10年も前から、ずっと政府に環境を突破口にした産業創造を提案してきた。でも、全く動かなかった。それなのに、オバマがグリーンニューディールと言い出したとたんに、日本政府もグリーンニューディールと言い始めた。もっと早くから動いていれば、世界のリーダーになれたのに」と。

ピーター・D・ピーダーセンさん。デンマークから日本に来られて18年。株式会社イースクエア社長として、日本企業の環境経営のコンサルティングや、環境配慮型のライフスタイルの提案を進めてこられた方。LOHAS(Lifestyles Of Health And Sustainability)の考え方を日本に最初に紹介された方でもあります。

景気対策、環境に活路=米新政権に集まる期待−スピード感欠く日本
環境関連 投資妙味拡大中 グリーン・ニューディール、世界的な広がり

↑の記事にあるように、いつの間にか日本のリーダーはオバマになってしまっているようです。

それに甘んじていいのか、ピーターゼンさんの嘆きは、日本人に姿勢を正せと言っているように感じました。

甘んじて良いはずがない。少なくてもそういった意地だけは持っていたいと思います。