野馬土手
(柏市のあかね町交差点に残る野馬土手〜サイト「野馬土手〜小金牧の残光」より)
最近知ったのですが、私が住む千葉県柏市の一帯には、かつて徳川将軍家の軍馬の放牧場があったそうです。
その名は「小金牧」。二千頭ほどの馬がいたと言われています。
その放牧場の名残が、牧の囲いとして土を2m前後に盛った「野馬土手」。今も、市内各地に残っているそうです。
↑のサイトに写真が沢山載っていますが、見覚えのあるものがちらほら。
普段横を何気なく自転車で通りすぎていた「ただの茂み」が、将軍家由来の史跡だったと知り、びっくりです。
野馬土手の保全を訴える郷土史研究家・青木更吉さんによると、つくばエクスプレスの沿線開発は土手に大きなダメージを与えたそうです。なんでも流山おおたかの森駅の一帯では、高架は土手を崩して建設されたとも・・・
柏に住む人もほとんど知らない野馬土手。人知れず消えていこうとしている野馬土手。
何ができるわけではありませんが、これから自転車で走るときも注意して探してみようと思います。
※青木さんが、以下の本を出されているそうです。
JBOOK「小金牧 野馬土手は泣いている」