チェスケー・ブジェヨヴィツェ
昨日の、バドワイザーが買収提案を出されているというニュースを見て、昨夏に行ったチェコのビールに思いを馳せた。
バドワイザーが、チェコ・ボヘミア地方の街チェスケー・ブジェヨヴィツェ(České Budějovice、 独語 Budweis ブドヴァイス)のビール「ブドヴァイゼル (Budweiser)」の商標を、アメリカ資本が勝手に(?)拝借して、北米を中心に売り出したものであることは、日本ではあまり知られていない。
バドワイザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』東ヨーロッパ・ボヘミアのチェスケー・ブジェヨヴィツェ( České Budějovice、 独語 Budweis ブドヴァイス)で誕生したもので、大変に味がよく非常に美しいビールとして地域の人々にこよなく愛された。このビールに着目したドイツ系移民のアメリカ人が自国にもち帰り製造をはじめた。アメリカ合衆国で商標権を取得後、当時の強大な国力と莫大な資金力を背景にこの商標は世界中でたちまち有名となり、やがて全世界において商標権を取得する動きに出始めることとなる。
バドワイザーの名前は、評判の高かったチェコのブドヴァイス (Budweis) 産ビール「ブドヴァイゼル (Budweiser) 」( Budweiser は Budweis の形容詞)から借用しアメリカ合衆国にて商標登録したものだが、後になってチェコのブドヴァイゼル・ブドヴァル社との間でこの名称をめぐって訴訟が起きている。そのため、アンハイザー・ブッシュ社は欧州でバドワイザー名での販売はできず、「Bud(バド)」、または「Busch(ブッシュ)」名での販売となっている。
チェコを旅行したときに、本家「ブドヴァイゼル (Budweiser)」に、とてもお世話になった(飲みまくった)。
喉ごしすっきりで、すこし苦み味もある、日本人好みのビールでもある。
今回の件を機会に、本家「ブドヴァイゼル (Budweiser)」に少しでも注目が集まるといいなあと思った次第。