日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

来年の3月11日に・・・

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先週は火曜にタイから戻って、福島出張→山梨出張→川崎でイベント参加と、ちょっと夏バテ気味です。。

それにしても、さとゆめの仕事は3年、4年(長いのは会社設立前から10年以上)と長期の仕事が多いのですが、1年目・2年目に一見華々しい成果が出ずに、それでもクライアントや地域の方々が我慢の時を共有してくださり、そして一緒に一つ一つ地道に積み上げてくださり、3年目にバンっと成果が出始めるような仕事があります。そのときは、ほんっとに嬉しいですね。皆で分かち合う歓喜の瞬間です。

ふくしまオーガニックコットンプロジェクトのお仕事がまさに今そんな感じです。3年前にオーガニックコットンの手仕事での商品づくりを依頼して頂いたのですが、商品をつくるための布どころか、糸もない中でのスタートでした。

1年目、木工作家さんの協力を得ながら、糸を紡ぐ器具の開発から始めました。2年目は、より効率の良い器具の開発、そして、紡いでくださる方を探し求めるフェーズ。そして、3年目、一言では言い表せないような偶然?奇跡?もあったりして、パズルのピースが全て揃ったように、事業が広がり始めています。偶然なようで、必然だったのかもしれません。この取組に参加してくださった皆様に感謝です。

2018年3月11日。まさに、震災から7年を迎えるメモリアルの日に、コットンランプシェードのライトアップイベントを開催することになりました。詳細はまだお伝えできないのですが、ピンと来た方はぜひ予定を空けておいて頂ければ幸いです。

タイへ、足場固めに。

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3連休はタイに来ております。

3年前程から、弊社が伴走支援している地域から、産品を海外に売りたい、訪日外国人に地域に来てもらいたい、というニーズが、かなり沢山寄せられるようになってきています。

弊社としては、私の第2の母国であり(4年ほど住んでいました)、訪日客数もドンドン伸びている「タイ」で、そのニーズに応えられる体制構築を目指しています。

具体的には、今年、タイ支社か営業所的な拠点を作って、タイへの輸出・PR、タイ人向けインバウンドツアーの企画を行えるようにしようと思っています。

今日から、タイでのビジネスパートナーの方々との打合せや、拠点となりそうな物件の視察などを、休みなくしています。

が、3連休にタイに行くということで遊びに行ってるんじゃないかと誤解を受けそうなので汗、MTG風景を写真に撮ってみました。が、余計誤解を受けそうな感じに仕上がってしまいました笑

具体的な、良い報告ができるよう、頑張ります。

「椎葉の焼畑」継承プロジェクト、今年度もスタート!

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宮崎県椎葉村は、平成27年12月に、椎葉村を含む「高千穂郷・椎葉山地域」の伝統的な山間地農林業と伝統文化が「山間地農林業複合システム」として、国連食糧農業機関(FAO)により「世界農業遺産」(GIHAS)の認定されたことを受けて、認定の重要な要素となった「焼畑」の継承・発展に取組んでいます。

さとゆめは、平成28年度から、椎葉村役場からの委託を受け、椎葉の焼畑の知識の集積・体系化や継承方策の検討を行う「椎葉焼畑研究会」の運営と、椎葉村の焼畑の継承者や支援者を増やすための各種ツールの作成を担当しています。
昨年度は、焼畑のことをまずは沢山の人に知って頂くために、椎葉の焼畑の歴史・特徴・魅力を分かりやすく描いた普及啓発冊子「椎葉の焼畑~未来へつなぐ、森と人々のものがたり~」を製作しました

村内全戸に配布頂いたのですが、とても好評をいただいているようです。(以下は、その普及啓発冊子の抜粋ページになります。)

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今年度は、焼畑に関心を持ってくださった方が実際に始めるときに手助けになる手順書を製作します。

7月7日には、椎葉村役場のご担当者や、尾向地区の焼畑継承者等で構成される「焼畑蕎麦苦楽部」の皆様と会合を持ち、研究会や手順書作成の進め方について協議し、今年度業務をスタートしました。

焼畑は昭和30年代くらいまでは全国各地でそれほど珍しくもない光景だったようです。今また、焼畑の現代的な価値を見出し、そしてそれを支える仕組みを構築して、椎葉から全国各地へと焼畑の狼煙を広げていければと思います。

ご関心のある方はぜひ連絡ください!!