詩人とコピーライター
今日、とある会議で、詩人のプロデュースをされている方から聞いた言葉が印象的だった。
「詩人とコピーライターの違いは、署名がつくかつかないか。」
詩人は、自分の名前が出るので、言葉に責任があり、煽れない。自分が感じていることしか言葉にできない。コピーライターは自分の名前が出ないので、煽ることができる、と。
妙に納得した。
でも、僕が親しくさせてもらっている広告マンは、詩人的な人が多いかも。自分の実名のもとに、言葉を紡いでいる。
FBなどが普及して、実名で態度表明、情報発信する人が増えて来ると、署名のつかない情報はどんどん弱くなるだろうなと。そうなると、コピーライターだって署名付きで言葉を紡ぐようになるだろう。
僕は広告とは違う世界で生きているけど、僕らの世界も同じことが言えると思った。どれだけ自分の言葉に責任を持てるか。どれだけ自分の名前で、社会と対峙できるか。
そんなことを考えた雨あがり。
(写真は通勤途中にある無人販売の花屋さん。夏っぽい花が増えてきました。)