日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

森里海連環学。そして、天竜の製材所巡り。

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今日は、浜松出張に行ってきました。

天竜川の流域にある製材所や工務店を幾つか回りました。森林・林業のお仕事。

森林・林業が一応自分の専門性のコアなのですが、ふと最近の仕事で扱った商材やキーワードを拾ってみると・・・

三陸わかめ・かりんとう・古民家・廃校・集合住宅・コミュニティ・山野草和漢薬・飴・野菜・NPO・メディア・森林・牡蠣・離島・木材などなど・・・

結局何屋なんだ?って自分でも笑ってしまいますが、ようやく、大学の恩師である竹内典之先生が提唱していた「森里海連環学」を職業として体現できるようになってきたかなとも思っています。

大学を出てから10年かかりました。

「農業」「林業」「水産業」などの産業区分を乗り越えていくこと、「都市」「農山村」「漁村」などの地域区分を乗り越えていくこと、が自分の使命。行政の縦割り批判がありますが、社会自体が縦割りで膠着している。

それを乗り越えていくことで色んな社会課題が解決できると思っています。

どうやってそういった境界を乗り越えるのか。結局は人と人をつなぐということだと思っています。

世の中に風の人と土の人がいて風土がつくられるとしたら、僕は間違いなく「風の人」属性。(いつかは「土の人」になりたいけれど)今は「風の人」に徹しようと思っています。

最近バタバタして、ゆっくり考える暇がなかったので、移動中の車内でちょっと自分のミッションを見つめなおしてみました。

そうそう、今日は、前の会社を辞めて、さとゆめを起業してからちょうど3ヶ月目でした。

なんだかこの3ヶ月の日々が濃すぎて、そして楽しすぎて、えっ、もう3ヶ月経ったの??という感じです。

この3ヶ月の間に、2つのお店がオープンしました。10くらいのプロジェクトがスタートしました。そして、オフィスの常駐スタッフが4人になりました。兼業で動いてくれている人も含めて、10人くらい、さとゆめの名刺を持って活動してくれています。

出来すぎです。でも、僕らは社会にもっともっとインパクトを与えたい。もっともっと地域を元気にしたい。

このペースでこのまま突き進みたいと思います。

(ヒノキの床材。艶が素晴らしい。)
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[改訂増補] 森里海連環学: 森から海までの統合的管理を目指して

[改訂増補] 森里海連環学: 森から海までの統合的管理を目指して