日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

立教大学・サステナブル・コミュニティ特論で講義・・・「マーケティング」「物語」「指標」「伴走」

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今日は、立教大学21世紀社会デザイン研究科の「サステナブル・コミュニティ特論」という講座で、講義をさせて頂きました。この講座を担当されている、ロハス・ビジネス・アライアンスの大和田順子さんからのお声掛けです。

「私が考える、サステナブル・コミュニティのつくり方」という大袈裟なタイトルを掲げつつ、お話したのは、単純に自分がこれまでやってきたこと、これからやっていこうとしていること・・・

僕がサステナブル・コミュニティ(持続可能な地域)を考えるときに、大切にしている4つのキーワードごとに、自分がやっている仕事や思いを話しました。

『マーケティング』

持続可能であるためには環境・社会・経済の3つが必要だけど、今地域が必要としているのは、環境・社会を支える経済。経済性を高めるためには、地域住民が自らマーケティング思考を持つことが重要であるということ。

『物語』

一般的なマーケティングメソッドは、なかなか地域には受け入れられないので、事業計画づくりを「物語づくり」と読み替えて、みんなで楽しく物語を考える「物語マーケティング」が有効であるということ。

『指標』

サステナブル・コミュニティづくりの「物語」に入れるべき要素は何か。どういう物語が読み継がれるか。その物語の要素を、「サステナブル・コミュニティ指標」として、国立環境研究所さんや、志のある民間企業さんと一緒につくってきて、かたちになりつつあること。

『伴走』

「物語」とは、危機あり、挫折あり。当初の計画が変更を余儀なくされることなんて、日常茶飯事。なので、計画・戦略をつくるだけのコンサルティングにどれだけの意味があるのだろうかと自問自答して「株式会社さとゆめ」を起業したこと。「さとゆめ」では「ふるさとの夢をかたちに。」というモットーで、計画づくりから商品開発、販路開拓、市場投入までトコトン伴走するコンサルティング会社を目指していること。

等々、想いの丈を想うままに語っていたら、持ち時間の1時間を余裕でオーバーして1時間20分くらい経ってました・・・(汗)。

会社勤めしているときは、自営業・中小企業の経営者って、なんであんなに熱く、暑苦しいんだろうと不思議でしたが、今日の僕は、相当暑苦しかったと思います(笑)

(上の写真は、さわやかな立教大学キャンパス。その対極だったかと 笑)

質疑応答の時間はあまり取れませんでしたが、受講生の皆さんも結構面白がってくれたみたいで、良かったです。

僕らのようなスタートアップ企業は、常に、会社の進んでいる方向性や仕事の成果のクオリティについて外部からの評価を真摯に受け止めながら軌道修正していかないといけないと思うので、こういった形で会社のことを外で話し、意見を頂く機会はほんとに大切にしていきたいと思います。

感謝。