日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

伏せ焼き


土日は、泊まり込みで炭焼きに行ってきました。

今回は、地面に穴を掘って炭材と燃材を並べ、上からトタンで覆って土を被せて窯にする「伏せ焼き」と呼ばれる方法で焼きました。

私は「伏せ焼き」は2回目なのですが、前回はただただ言われた通りにしていただけで順序などは覚えていなかったので、今回はプロセスをデジカメで撮って、覚えるように意識しました。

窯を塞ぐタイミングなどは、煙の臭いや色などで判断しなければならないので、まだまだ経験不足ですが、まずは作業の大まかな流れだけ掴めました。

以下、写真で紹介。


今回のフィールド、「横沢入」の最寄駅JR五日市線武蔵増戸」。東京にもこんなのんびりした駅があるのですね。

谷戸「横沢入」。東京都の里山保全地域に指定されています。
横沢入里山保全地域
分譲住宅の開発計画があったそうなのですが、市民による環境アセスメントを行い、開発者と対話を重ね、開発を中止させたという歴史があるようです。
東京の里山・横沢入の開発計画中止〜市民参加の里山管理をめざして〜

さて、いよいよ伏せ焼き準備の開始。


土をひたすら掘ります。深さ50cm、縦150cm、横60cmくらい。

穴ができたら、コンクリートブロックで焚口をつくります。逆側には煙突をたてます。

今回の炭材は柳。枕木を2本敷いて、細いものから積んでいきます。

炭材を積み終わったら、周りにカヤを敷き詰めます。材の水分を抜くため。

途中、港区の小学生が炭焼きの見学に来ました。

カヤを敷き詰めたら、上で焚き火を焼き、熾き火をつくります。

熾き火ができたら、段ボール→トタン板→土の順でかぶせます。

土でかぶせたら、焚口で火を焚き、内部に火を送ります。

煙突から濃い煙が、扇がなくても出てくるようになったら、煙突を抜いて、窯を閉じます。

あとは、傍の焚き火で飲んだり、食ったりしながら、窯の見張りをします。

今回は、翌朝になっても窯が冷えきっていないとのことで、窯を開けませんでした。
後日、西多摩自然フォーラムの方が窯を開けて、炭の写真を送ってくださるとのこと。楽しみです。