日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

はてな×任天堂

株式会社はてな(サイクリング部の先輩でもある近藤さんが社長)と株式会社任天堂が、共同開発したサービスがリリースされるようですね。

はてなの新サービス「うごメモはてな」を公開しました - うごメモはてな日記

「ニンテンドーDSiウェア『うごくメモ帳』を使って描かれた作品を閲覧できるサービス」とのこと。まだ一般リリースはされていませんし、そもそも私はDSを持っていないので、全容はわかりませんが、両社ともこれまでも京都発で全国、世界に面白い商品を発信してきた会社なので、相乗効果で面白いものが生まれそうな予感です。



任天堂・岩田社長によるインタビュー記事もとても参考になりました。

以下、幾つかメモ。

岩田
もともと任天堂は
「世界」を意識していたわけではなくて、
京都で自分たちがおもしろいと思うものをつくったら
それが日本で受け入れられて、
だんだん世界にも届いていったという歴史なんですね。
ただ、クリエイティブの多くは、京都で育ったわけで、
その意味では「京都発のクリエイティブを世界に届ける」
といったところもありますね。

「自分たちがおもしろいと思うものをつくったら それが日本で受け入れられて、だんだん世界にも届いていったという歴史」

小泉
宮本(茂)さんがよく「アイデアというのは
複数の問題を一気に解決するもの」と言ってますけど、
まさにそのときがその瞬間だなあと思いました。

「アイデアというのは 複数の問題を一気に解決するもの」

近藤
うちでは、プレゼンソフトはほとんど使わなくて
「動くものを見せろ」という文化なので
とても好感を持ったというか、
「ああ、同じなんだ」って思いました(笑)。

小泉
その辺りがうちとほんとに同じなんですよね。
まずは試作品をつくってみて
ある程度動いたものを、みんなで見て
「あーじゃない、こーじゃない」というようなことを
はてなさんでもやってるんです。

「動くものを見せろ」という文化

小泉
はい。「参加型動画」と僕は呼んでいます。
そもそも投稿されるような動画って
1人でつくることが多いですよね。
でも、『うごメモ』では、誰かがつくった動画に
後から手を加えることができますので
誰もが作品の続きをつくれるんです。
岩田
つまり「競作」だけなく
「共作」することもできると。

「共作」

近藤
はてなをやっていて
「インターネットはもっと人の生活を変えるだろう」
という前提があるんですね。
でも、いまはまだ、世の中の人が
インターネットを活用しきっていないように思えて。
岩田
多くの人にとって
インターネットが本来持っているポテンシャルよりも
ずっと手前のところでしか使われていない感じがするんですね。
本当はもっと世の中をよく変えられるはずだと。

「いまはまだ、世の中の人が インターネットを活用しきっていないように思えて。」