遠方より先輩来る
今日、職場に、大学時代にやっていた環境系サークルの先輩が訪ねてこられた。
来年度仕事でコラボレーションできないかという話。ありがたいし、うれしい。是非やりましょう。
昨年あたりから、大学時代にNPO活動を一緒にやっていた人と仕事をする機会が増えている。
仕事を発注してもらったり、逆に自分の仕事を手伝ってもらったり。今では自分が担当しているプロジェクトの6、7割くらいは、何かしら大学時代の仲間との関わり合いの中でやっているかもしれない。
大学時代の仲間の中には、NPOやサークルの活動にのめりこみすぎていて「この人ちゃんと社会に出てやっていけるんだろうか」と心配していた人もいるが(私もきっとそう見られていただろう・・・)、みんな、驚くほどしっかりやっている。
国立の研究機関で環境政策を研究している人もいれば、NPO法人を立ち上げて代表になった人もいる。森林系ベンチャーを起業した人もいれば、国会議員になってしまった人もいる。林野系の公益法人に就職した人もいれば、林野庁に入った人もいる、地方公務員になった人もいる。主婦になった人もいれば、主夫になった人もいる。
場所も様々。東京、京都、大阪、神戸、広島、徳島、滋賀、北海道・・・
社会に出てひととき、それぞれが、それぞれの職場の中で、もがく期間がある。しばらくの後、それぞれの方向性がやっとこさ見えてきたとき、かつての仲間のことを思い出す。
「そういえば、あの人にこんなこと頼んだらうまくやってくれるんじゃないか」とか、「久しぶりにあいつと一緒にやってみたいなあ」とか、「あの人に聞いたら、誰か詳しい人を紹介してもらえるんじゃないか」とか。
そうして、一度ほどけそうになった網が、より強固なものとなって、再びはりめぐらされる。それも、その網は、かつての数倍にも広がっている。
そんな感じ。
うれしいことではあるけど、こういった関係に甘えてしまわないように肝に銘じよう。
このネットワークは、出発点であって、ゴールではないのだ。