情熱の先にある悟り
昨夜NHK・Eテレで10時~11時に放送していた「SWITCHインタビュー 角幡唯介×塩沼亮潤~生の輪郭 命のかたち~」。
大学時代、家賃2万円・風呂無し・共同便所の安下宿(今でいうシェアハウス?笑)で、4年間を共にした友人・亀ちゃん(亀川芳樹)がディレクターとして制作した作品。よく飲みながら夢を語り合った仲。正座して観た。
千日の間1日も休まず毎日、距離48km、標高差1300mの山道を往復する千日回峰行。大峯山千三百年の歴史で二人しか達成していないと言う命がけの修行。
この行を達成した塩沼大阿闍梨の言葉が響いた。
お釈迦様は、どんな人間でも12年間、同じことを情熱を持って徹底的に繰り返していけば、何かしらの悟りを得る“可能性がある”と言われている。ただね、“情熱”がなければ、その可能性はゼロになる。
(死は怖くないのかという質問に対して)千日回峰行を達成してから死を全く意識しなくなった。毎日を情熱的に生きよう。ただそれだけ。生を考える。それだけ。
悟りというと、「無」とか「静」の先にあるようなイメージをしていたが、「情熱」の先にあるという言葉は、すごく新鮮で、ワクワクした。
この番組、再放送するのかな? 亀ちゃんの作品、もっと多くの人に観てもらいたいな。
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