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日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

2重の政治不在

出張で行く各地の山村で、市町村合併の弊害を耳にする。

その中でもなるほどと思ったのが、(国政選挙における)「2重の政治不在」という弊害。

  • 「政治不在」その1

小さな村や町が吸収合併されると、吸収されたほうの選挙管理委員会が廃止される。
選挙管理委員会がなくなると、その地区(旧村・旧町)での得票数は把握されなくなる。もちろん公表もされなくなる。
そうなると、国会議員は山村に足しげく通う意味を見出せなくなる。声に耳を傾ける動機がなくなる。
そして、山村の声は国政に届かなくなる。

  • 「政治不在」その2

小さい自治体であろうと自治体の首長は、国会議員と対等な立場であり、国会議員に物申したり、提案・嘆願したりする機会を少なからず持つ。
しかし、吸収合併されると、その地区(旧村・旧町)は首長を失う。
そうなると、ここでも山村は国政とのパイプを失う。

平成の大合併で仕込まれたこんな「2重の政治不在」が、今回の衆院選挙でさらに負の威力を発揮しているのだという。