日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

播種

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少し遅くなったが、春菊、ニンジン、オクラ、パセリ、カモミール、シソを播種。

今年は、お茶の水のGAIAで買った「たねの森」さんの種を使ってみた。

「農薬や化学肥料を使わずに栽培・採種された自家採種可能な固定種」とのこと。

これまでは、野菜が実をつけるのを楽しみにしていたが、今年は種の収穫も楽しみだ。

これまで、種についてはあまり気にしてなかったけど、「たねの森」さんのホームページで勉強させてもらいました。

"たねの森"は、農薬や化学肥料を使わずに栽培・採種された、非遺伝子組み換えの種子の販売を通じ、安心・安全な食べ物とそれを支える豊かな生態系を守り継ごう、という目的で2004年に設立されました。全ての種子は海外のオーガニック認証を受けた農場で栽培され、採種後の化学処理も一切行われていません。また、"たねの森"の種子はすべて自家採種可能な固定種です。そしてその多くは、先祖代々受け継がれてきたエアルーム種と呼ばれる伝統品種です。

種子は元来、採種を繰り返すことで、それぞれの地域の気候風土に適応し、各地に多様性に富んだ豊かな食文化を育んできました。しかし現在、大量生産・大量消費の社会構造のもと、経済効率が最優先される中で、農作物においても均質・画一化が要求されるようになり、周年栽培が可能で長距離輸送に耐えうる品種が、交配技術、そして近年では遺伝子組み換え技術の「進歩」によって次々に作り出され、各地のエアルーム種そして食文化は消失の一途をたどっているのです。

現在、一般に流通している種子のほとんどはこうして作られた交配種(F1とも呼ばれます)で、生育旺盛かつ均一に育つ特長を持つ一方、農薬・化学肥料の使用が前提あるいは推奨されているものがほとんどで、また、種子を自家採種しても翌年は同じものができないため、種子を毎年購入しなければなりません。

私たちは、オーガニックの自家採種可能な固定種・エアルーム種を守り継ぐことが、自然環境に調和した持続可能な暮らし・農業の礎となり、多様で豊かな食文化の発展に寄与できるものと考えています。

一粒万倍 − 私たちのこの小さな取り組みが、いつしか社会全体の取り組みとなり、豊かな自然環境、食文化を、守り継いでいけますように。
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