日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

生協の種類


2008年も、仕事納めまであと一週間。来週は、徳島出張、宇都宮出張、委員会と続き、大掃除をする暇もなさそう・・・。今年の滓を落とせないまま新年に突入してしまいそうです。

さて、身近なことだけど、前々から気になっていることを少し調べてみた。「生協」って色々あるけど、どうなっているのかということ。

我家は、ほぼ100%の食料を生活クラブ生協というところから購入しているが(妻がそこで働いているということもあり)、その店から歩いて10分くらいのところにコープという生協もあったりする。う〜ん。

実際、たまにコープの会員さんが間違って生活クラブのほうに来たりもするらしいのだが、「全く別の組織」らしい。

調べてみると、千葉県内だけで、↓だけの種類の生協があるそうだ。

生活協同組合ちばコープ
生活協同組合パルシステム千葉
生活協同組合ちば住宅コープ
生活クラブ生活協同組合
なのはな生活協同組合

東京に至っては、10以上の種類の組織があるようだ

どの組織も基本的には、消費生活協同組合法を根拠法として、消費者が出資金を出し合い、生活改善のため運営する消費者のための自主的な協同の組織。

そもそも生協は、「1844年イギリスのロッチデールという小さな町で28人の紡績工がつくったのが始まり」と言うが、wikipediaによると、2005年末の全国値で、組合数1,097組合、組合員数6,032万人、出資金:1兆1,300億円、店舗数:2,668店と言うから、巨大な協同のネットワークに成長していることが分かる。組合員数6,032万人って、日本の人口のほぼ半分!

とは言え、妻の話によると、最近会員数が減ってきたり、集会への参加者数が減ってきていたりと課題も多いよう。

これは、「環境」「安全」を売りにした食品が、イオンなどの大型スーパーなどでも普通に売られるようになったりしていることも関係しているのだろうか。

月会費を払わなければいけなかったり、当番や集会などの手間があったりと言うのが、最近の人には抵抗感が大きいのだろうか。

そのあたりはよく分からないが、一会員としては、野菜にしても牛乳にしても、明らかにスーパーのものよりはおいしいし、売っているものはほとんどが千葉産で安心だし、牛乳パックなどの包装ゴミもあまり出さないで済むし、メリットは大きいと感じている。

食品偽装などの社会背景を考えるとまだまだ存在意義は大きいのではないかと思うが、今後この全国2600店の生協がどう事業を展開していくのか、消費者にどのように受入れられていくのか、興味が湧いてきている。