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日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

「元気商店街手引書」

千葉市が、全国の商店街が実施した活性化策をまとめた冊子「実践!元気商店街手引書」を作成し、市内の商店街に配布したそうだ。

千葉市:ページが見つかりませんでした

千葉市内の商店街の現状はというと・・・

市経済農政局によると、二〇〇五年度末に百十六あった市内の商店街は十一月末時点で二割減の九十六まで減少。商店街に加盟する四千八百七十六店のうち、空き店舗は一割の約五百店にも上る。
BizTsuku 全国商店街の活性化策紹介、千葉市が手引書作成、配布、「域内振興役立てて」。 日経地方12/10

という状況なので、まずは千葉市内の商店街の再起に役立てることが先決だけど、全国54もの事例が商店街の立地別(駅前、都心、住宅地)に簡潔に整理・収録されているので、他地域の商店街活性化の取り組みの参考にもなると思う。

仕事で地方都市に行くと、どこの商店街もシャッター通り化していて、自治体の職員もあきらめ顔というパターンが多いけど、しぶとくがんばっている商店街さんも少なくないのだなあと思った。

この手引書のような形で、活性化のノウハウを共有化していけば、まだまだ生き残ることができる商店街もあるのではないだろうか。

私が面白いと思った事例を幾つかピックアップ。

「浜松まちなか大バーゲン」〜個店と大型店の連携販売促進〜
(浜松まちなか商業者委員会、静岡県浜松市

  • 取組内容

大型商業施設、商店街組織、個店が共同で販売促進活動を行う。大型商業施設が資金を出し合い、統一ロゴを使ったバーゲンを実施。

  • 成功のポイント
    • 大型店、大小の店舗、商業者等が協議しながら、それぞれが公平な負担と受益をしあえる事業である。
    • 一時的な売上げ向上ではなく、「街づくり」に着目した事業であるため、二次的な効果(例:回遊)が期待できる。

↑デパートなどの大型商業施設と組んじゃうという手もある。

「街のコンシェルジェ」〜高齢者対象の街中サービス〜
(中延商店街振興組合、東京都品川区)

  • 取組内容

日常生活で不便を感じている中高年の方々を、中高年のコンシェルジェ(有償ボランティア)が支援する仕組。 家事支援(食事づくり・掃除や洗濯など)、軽修理(電球・パッキンなどの取替)、話し相手、送迎サービスなどを有償で提供。その対価は、街のコンシェルジェ発行のクーポン券(地域通貨)を通じて中延商店街の商品券に交換。いうなれば、超高齢社会の相互支援と商店街の活性化をねらった日本初の「循環する事業」と言える。

  • 成功のポイント
    • 地域住民及び来街者の分析を通じて、ターゲットを絞り込み、コンセプトをつくり込み、新たな価値提案を続けていること。

↑徹底的に高齢者をターゲットにするという手もある。

「きてみてちょマップ」〜女性の感性を活かしたまちづくり〜
富士宮駅前通り商店街、静岡県富士宮市

  • 取組内容
    • きてみてちょマップ

市内商店街が協力し合い、人に任せず、自分の足で情報を集めることをモットーに、担当役員が1軒1軒の店を訪ね歩いて「店の売り!店主のこだわり」に焦点を当てて物より人柄にこだわって地図を作成。半年を費やして完成した。

    • 十六市

マップの発刊イベントを開催し、以後毎月16日にイベントを開催。「おかみさんの会」を中心にポスター、チラシづくり、地域新聞へのPR記事、新商品開発、フリーマーケットの対応作業、十六市の司会進行等、得意分野を活かして実施している。

    • おかみさんの会

女性が主導で企画・運営を自己資金で実施(十六市の収入を基礎としている)。月1〜2回の反省と準備会を積み重ね、活発な意見を交わしている。男性にない細かい点までの機知に富んだ企画運営を実行に移している。

  • 成功のポイント
    • 店主の人柄にまで焦点を当てた地域商店街マップと女性の力を活用した取り組み

↑きてみてちょ・・・。これくらいのノリ、熱意が必要なのかもしれません。

「新庄100 円商店街」〜「商店街の活性化は、住民の意識改革から」をキャッチフレーズに〜
(新庄南本町商店街・新庄北本町商店街、山形県新庄市)

  • 取組内容

商店街全体を一店の100円ショップに見立て、全ての店頭に100円コーナーを設置。会計は店内で行い、買い物客は自然に店内に誘導され、今まで入ったことのない店内の様子を知ることとなる。各個店では専門店だからこそできる在庫処分も可能となり、通常の100円ショップでは陳列不可能な掘り出し物が軒を連ねる。

  • 成功のポイント
    • 事業の考案から運用まで、市民団体と商店街で実施したこと。
    • 行政が介入しなかったことが、事業を骨太にし、フレキシブルでスピーディーな事業展開につながった。

↑100円ショップというのは普通大型商業施設の得意技だけど、それを商店街が売りにしてしまったという手もある。

わくわくナイトバザールとコミュニティ施設〜幅広い世代の地元住民との交流促進〜

  • 取り組みの背景

朝型から夜型への生活様式の変化と高齢化の進行により街の活性化が課題となっていた。

  • 取組内容

こども中心の夜型イベントで、こども対象の各種ゲーム、抽選会、バンド演奏、商店主紹介ビデオの上映、スタンプラリーの実施。

↑生活様式の変化にあわせて、営業時間まで変えてしまうという手もある。

なるほどなるほど。