森林ボランティア論
今日は、京都大学の院生が会社を訪ねてきてくれた。
森林ボランティア論を読んだらしく、そこに書いた研究の方法や結果について詳しく話を聞かせて欲しいということだった。和歌山県の企業の森制度について修士研究を進めているそうだ。
本が出たのは5年程前になるのに、今もこうして読んで、何かしら感じ取ってくれる人がいるというのは、本にとっても、著者にとっても幸せなことだなあと思った。
彼の研究の話も聞かせてもらったが、私が当時持っていた問題意識(森林ボランティア活動について、当事者である森林所有者やボランティアが感じていることと、社会の先入観・期待のギャップをどう埋めるかということ)と非常に近く、これからしようとしている調査の方法(森林所有者へのアンケート)も近かったので、何かしら参考になったらうれしい。
来年は社会に出るようだけど、修士課程での模索の日々がきっと大きな糧となるだろう。
- 作者: 山本信次
- 出版社/メーカー: 日本林業調査会
- 発売日: 2003/12
- メディア: 単行本
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