日本再発見ノート Rediscover Japan. 

株式会社さとゆめ・嶋田俊平の日々の思い、出会い、発見

2008-09-28から1日間の記事一覧

正岡子規の墓誌

明治の男というと、頑固というイメージだが、「坂の上の雲」にでてくる明治の男たちは、ひょうきんな面がある。底抜けに明るい、こだわりがあるようでない、というか。その最たる人が、正岡子規。彼の自作の墓誌と、それに関して友人に送った手紙の文章が面…

楽天的な「明治」

「坂の上の雲」(司馬遼太郎)全八巻、読了。ここ数週間、出張先の宿、通勤電車の中、時間があればこの世界に浸っていた。前半は幕末から維新後の混沌、後半は日露戦争の悲惨な描写が続く物語なのだが、読んでいる間中、妙な違和感が頭の片隅にあった。その…